身内と他人との見分け方

だから、身内の不祥事のせいで取材陣に囲まれたら、失語症におちいるか、鉄面皮に建前をまくしたてるのが「ふつうの身内」で、明快に背景説明をして適切なトーンで謝罪の言葉をのべる人がいたら、それはもうその人の心が「身内」から離れてしまっているのだ。そして世間は後者にたいして無責任だと怒ったり、冷たいやつだなと感じたりする。