啓蒙主義の光と陰

手塚の『火の鳥』の黎明編だか未来編だかで、雨乞いの効用を唯物論的に説明したくだりがあったが、ずいぶん極端な話だと思ったものだ。これはしかし、理屈が整ってる「から」かえってマンガに見えるのだともいえる。因果ではなくシステムだの構造だのと言いかえても同じことである。