愚痴が一定の様式を得ている国

日本は、愚痴が一定の様式を得ている国なのかもしれないなあ。言語に馴れ馴れしく、あるいはよそよそしく、つきあってきた希有な集団なのかも。

なにしろ日本語の愚痴に相当する言葉が、英語には「ぶつぶついう(grumble)」とか「無為な不平(an idle complaint)」とか、こなれてないものばかり。

欧米人のユーモアとか、ジョークとか、要するに心がかかえる様式化されない言語への違和感を無理矢理に表現したものなのだろう。ふふふ、だんだんわかってきたぞ、あなたたちという存在が。