週末のアラート

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20110501
 有職読みは辞書にない! と小谷野さんが警報を発したが、私の手元の集英社国語辞典には「有職」の項があって(あってあたりまえなのだが)、有識者の有識が有「職」に転化した歴史があるらしい。「専門家っぽい字の読み方」のことを「有職読み」などと洒落こんだ人が過去にいたのではないか。

 ウィキペディアの立項者が不明というのが、なんだかミステリアスでいい。

 (追記)ごく単純に、「故実読み」や「名目読み」が実際にあって、「有職故実」がまたべつに存在していて、故実有職を取り違えたようである。ウィキペディアに「故実読み」の項目はない。