見えないものを何にたとえよう

ジョルダーノ・ブルーノの本を読みはじめている。なかなか面白い。


神を別の何かに例えることに倦みはじめた時代の、ある男の思惟の記録というわけである。


ブルーノから数百年、神どころか、人類や民族、国家、階級について、それらが確固として自分の内外に存在するのだと前提することにすら、私たちは倦みはじめているわけだ。