2008-06-13から1日間の記事一覧

「仕事の早さ」に疑問

週刊文春で福岡先生が江東区の男の仕事の早さに疑義を呈しておられた。私も同感でございます。しかしなにごとも例外はありうるということも気にしつつ…。

尊敬語と謙譲語から遠く離れて

古雑誌(といっても今世紀のものだが)をめくっていて思いついたこと。「こちらコーヒーになります」「千円からお預かりします」などの接客上のマニュアル言葉というのは、要するに尊敬語と謙譲語をなるべく使わないで、丁寧語だけで接客を成り立たせようと…

殺人論そのほか

「わが心のよくて殺さぬには非ず」と親鸞が言ったのは、私見では別に深遠なことを言ったのではなくて、素質のない人間には殺人はできないということに過ぎない。もちろん戦争とか異常な状況は別として、日常的なあれこれから人を殺す人というのは、元来そう…

「そうかもしれない。そうでないかもしれない」は怠慢か

『神は妄想である』を引き続き読む。面白い。ドーキンスは、神という言葉を使ってほしくないと、アインシュタインなどに苦言を呈していて、かわいい。スティーブン・ジェイ・グールドなどが、宗教勢力に対して妥協的な姿勢をとったことも批判する。さらには…

なぜ

平明な水面のような日常に、どぼんと大きな石が投げ込まれて、周囲に渦やら波紋やらが立って、そのあとに浮かび上がる泡のような、「なぜ」。その問いは、必然であって、実は、自発性を欠いている。自然現象でしかない、自分という限りあるいのちが、知らず…