2008-06-28から1日間の記事一覧

しかし自然選択という思想は素晴らしい。本質があるという思想が間違っている。

すっかり目の前がひらけた思いがしている。ドーキンスが、穏当な宗教は過激な原理主義の入り口に過ぎないと喝破したように、誠実な本質主義も結局は過激な原理主義に行き着くのである。旧世代の大人たちは科学の成功にたじろいで、その範囲を自らせばめつつ…

「逃げる」

米政府が北朝鮮のテロ支援国家指定などを解除すると発表した問題をめぐり、石原慎太郎都知事は27日、「アメリカは結局、(拉致問題から)逃げちゃった。日本人にとって非常に不本意だ」と米政府の対応に不満を述べた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=2…

映画をみるのにいちいち道徳の審判になる必要があるのだろうか?

いいですか、たとえば「レイプ好き」とかいう名前で、ポルノのファンサイトかなにかで書き込みをするのは、問題はあるものの、許せます。なぜなら犯罪性を認識し、犯罪のファンタジーと戯れていることを自覚し、その戯れを、特定のファンどうしの間でのファ…

小林よしのり『パール真論』購入

サブカルチャーのライターの間では世にはびこる「陰謀論」を笑いのネタにするのが流行ったりもした。(略)こういう連中は、どういうわけだか、戦勝国がでっちあげた「日本陰謀論」だけは批判しない。それどころか「日本陰謀史観」の払拭を唱えるわしの『戦…

地球は人間様のものである

『生物と無生物のあいだ』がレジ横に積んであったので、ふと買ってみたのだが、へえ、高橋源一郎や茂木健一郎や内田樹や森達也が推薦しているのね…。しかしなんで生物と無生物とのあいだに線引きが必要なのかが私にはわからない。「生き物」という自然言語で…

依存症者の隔離治療、「捕まってほっとした」

猫猫先生の「冗談」を読んで思ったのだが、犯行予告して捕まる者らには、ネット中毒であることの病識、自覚があって、ネット環境から自分を隔離するためにあえて犯行予告する犯行に及んだのではないか…。なんて、多分にフロイト的なうがちすぎの分析か。きっ…

「ン?」あるいは「ん?」について

私が学生の頃『妊娠小説』を買った時すでに不審だったのだが、本の帯に「ん?」とだけ書くのは、これは、その本の著者が本の中で扱う対象に「あれ、それはちょっとおかしいぞ」と思っていることを表しているのだろうが、本の中身を読む前の私にはどうも、「…