2008-07-17から1日間の記事一覧

民主主義の残酷

民主主義の残酷とは、民主主義の旗手が、民主化した社会からは相対的に「権威」に見えることによって、民衆によってうざいと感じられてしまう、ということである。ほらほら、いっぱいいるでしょ、誰それは偉そうにしないところが偉いっていう伝が、21世紀…

民主主義とはへんてこなもの、善悪という最大の錯覚

善悪という視点を捨てているから民主主義は面白くてへんてこなのだ。「よりまし」、というのは「善い」ということと全然違うし、「より善い」ということとも微妙に違う。「よりまし」という視点に未来はあまり含まれていないが、「より善い」ことは、「より…

「私」と「ビンカー」、存在するのは、どっち?

ビンカーというのはリチャード・ドーキンスが『神は妄想である』で言及した、友達のいない児童の架空の「友人」の名前である。その児童の人格と、ビンカー、どちらが存在しているのだろうかと考えたら、児童本人の人格が存在していて、ビンカーのほうは虚構…

マドンナと子門真人、幸せなのは、どっち?

不幸か幸福かという基準も、善悪とおなじく古くそして間違った基準だよな、と思うが、とはいえ池田信夫先生の議論への感想である。子門が「およげたいやきくん」の歌手で、作品がメガヒットしても印税ははいらなかったというのは有名な話で、池田先生にかか…