2009-11-25から1日間の記事一覧

『2012』

Roland Emmerichだから、アメリカではエマーリックとかエンマーリックと呼ばれているのだろうな…。 ウディ・ハレルソンやオリバー・プラットやダニー・グローバーがいろいろ仕掛けてくる前半は退屈しない。というよりも、正直、引き込まれた。CGだけでは映画…

『イングロリアス・バスターズ』

感情の相互交流があったわけではないショシャナとツォラーが、いろいろあって最後に2ショットになる。そうなるということは、そのシーンでは作者はツォラーに気持ちを込めている、つまりツォラーのショシャナにたいする片思いを描いている、…はずなのだが、…

タランティーノは

『ジャッキー・ブラウン』のころまではけっこうまともになろうとしていたのが、『キル・ビル』あたりから開き直った印象がある。 『デス・プルーフ』は、女を知っているのを示すことと女を描くことを区別できていないような感触があった。あの映画でも、スタ…

箱舟の論理

『方舟さくら丸』は、もう読んで15年くらいたつので記憶もあいまいだが、「箱舟の乗組員」は世間から無視されていた。旧約聖書のノアは世間から馬鹿にされていた。 『2012』の箱舟は世間から秘匿されて、富裕層の金をもちいて国家がつくる。ノアの時代には…