2010-02-21から1日間の記事一覧

『球形の荒野』(映画版)

なかなかいい。映画は生き別れになっていた芦田紳介と島田陽子の父娘が再会して「カラスは山にかわいい七つの子があるからよ」と童謡をしみじみとうたっておわるのだが、この作品の5年後には「カラスの勝手でしょ」がヒットする。感性の端境期にあった映画…

神なんてそんなもんですよ

最近では「大」じゃなくて「神展開」とか「ネ申」とか書いて自分のバカさをさらけだしている奴がいる。http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100221 無知や愚鈍、一つ覚えは、わかりやすい「バカ」だが、みだりがましいのもたしかに「バカ」の分類に入ってい…

ある種の人びと/分類

べつに血液型性格判断を信じてたって構わねえじゃねえかそいつが信じたいだけなんだしと私は思うほう(私は信じていない)。こういう人にやたらに怒る人びとの一群というのがまた別にいて、その人たちの前提がだんだん分かってきた。ある血液型をもつ人びと…

『夕日に赤い俺の顔』

これは面白い。なぜか戦隊ものを連想してしまった。ラストシーンの横構図は、さらになぜか怪獣ものを連想。こういうのと『秋刀魚の味』が同時代だったのなら、そりゃ「松竹ヌーベルバーグ」だわなと思う。

これは大橋さんのほうが筋が通っているようだなあ…

http://twitter.com/tonton1965/status/9374966944 なぜ誰も橋本に反論しないか。それはそれこそべつのつぶやきで小谷野さんが言ったように「タブー」だからでは? 奇行は笑えるけど躁鬱病は笑えない。筒井康隆は有吉佐和子を躁鬱病だと早々に判断したし、マ…

ひさびさに聞いた「ハプニング」

この言葉は「サプライズ」に置き換えられつつある。

『ジェネラル・ルージュの凱旋』

そういえば見てなくて、竹内結子のファンだし見ておこうと。今回はミステリ風味は薄くて、阿部寛もあまり活躍しない。ふつうの感動系医療ドラマに仕上がってた。手術をしないから医療ミスのリスクが低く、クスリ漬けにしても患者にばれにくいからという理由…

外部と外部と外部

http://twitter.com/tokyomarlin/status/9423462902 それは穿ちすぎなんじゃないですかね。有吉は橋本に発見されて嬉しかったし、また橋本も有吉と交流を持ったことで文壇に絶望しないで済んだ(橋本は三島由紀夫が生きていたらと嘆いていたこともある)。マ…