2010-05-08から1日間の記事一覧

フロイト

どうも人はフロイトのことを性を重視した人物と思っているようだけれども、どちらかといえば、口にしづらいことを重視した人物だと思うべきである。「お母さん、これ何?」と問うこの子は、まだエディプス期(要するに反抗期のことだ)に達していない。

小林よしのりの本宮ひろ志コンプレックス

[rakuten:book:13435534:detail] 本宮が『やぶれかぶれ』という政治マンガを1982年頃に描いていたことを、私はこの本を読むまで知らなかった。で知った今、小林よしのりのことを思わずにはいられないのだ。小林は自分の『ゴーマニズム宣言』の源流に梶原一騎…

小谷野敦の井上ひさしコンプレックス

小谷野さんが天皇制に関してすが秀実に反論して井上を称揚したら、井上が園遊会茶会に出て小谷野さんが梯子を外された格好になったから恨んでいる…、という風に私は理解しているのだが。小谷野さんの井上への発言は過剰に思える。本人が冥府へ旅立ってしまっ…

人は重要なことをわりと平然と話す

平然と話すために粉飾を加えるわけだが。本当の憎悪はなかなか表現できないなどというのは通俗ロマン主義ですよkokadaさん。さて、『残像に口紅を』も読まねばならないか。まったくアマゾンマーケットプレイス地獄めぐりの旅であることよ。

そんなのおかしくないって、小谷野さん

岸田秀もそうだが、母を憎んでいる人がフロイディアンになるのはおかしい。http://twitter.com/tonton1965/status/13603060165 岸田の養家では、義母のほうが家長的だったことくらいは、小谷野さんも知っているんでしょう?筒井と父親の関係は、筒井自身がわ…

『蜂蜜パイ』の甘すぎる嘘

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/02/28メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 427回この商品を含むブログ (355件) を見る『蜂蜜パイ』という短編が興味深い。実家にたいする懸隔感を感じていた主人公は…