2006-01-01から1年間の記事一覧

漱石雑感

(たいしたことを言ってないのであらかた削除します。へんなことをいってるとこだけちょっと残す。バカすぎなとこは見せ消ちで晒し続行)高校生の頃、好きな女の子に告白できず、その恋情をもてあまして、それほどでもない、ちょっといいな位におもっていた…

「明暗」と「東京大学物語」

(漱石があるいは江川達也のようになったかもしれないありうべくもない未来を夢想した文章。削除)

「こころ」まで、そして「道草」「明暗」

「ありえたかもしれない自分の自殺」までを表現することで、はじめて漱石はいつわりなく自己を眺めることができたのではないか。それが「道草」となった。「道草」が弾みとなって、漱石はどうにもならない他人たちが交響する世界を描き出した。それが「明暗…

ゲド戦記

少年アレンが死の不安にさいなまれて父親を殺すのは、まさしくフロイト的な父殺しの主題に他ならない。父親を殺すことで、アレンは、自分に死をもたらしうる有力な要因を排除したのだ。ここで父親から剣をうばうのも、実にフロイト的で、この剣が終盤まで鞘…

小谷野敦「悲望」

小谷野敦氏の文章は微妙なところで飛躍があってわかりにくい。氏が氏の小説「悲望」への評に怒っている。情念を表現した作品に、道徳を当て嵌めてこきおろすのはやめてくれ、ということなのだが、文藝評論のルールとして道徳評は違反なのだろうか(あたりま…

随想

子供の頃 死ぬということが怖かったので、 かえって死を見世物にする 映画やら漫画やらに惹かれていた。 ジョジョの奇妙な冒険とか、 北斗の拳とか、スピルバーグの映画とか。 ゾンビ物とか、ホラー物とかは 直接的に過ぎて、怖いだけなので 観なかった。 脅…