2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

日本人のヘーゲル・コンプレックス

歴史がランダムだといいきる自信は私にはないけど、しかし、日本歴史に古代やら中世やらつけるのは便宜でしかなくて、日本にあったのは記紀以前、律令時代、武家支配、明治以降くらいしかないのだとは思っている。社会や歴史に法則がなかったにしても、文化…

明治大正昭和の文学

政治小説、硯友社、紅露時代(このあたりまで不勉強)、以後は家と恋愛、恋愛と性、明治の終焉と大正、モダニズムと共産主義、戦前昭和、戦後、石原大江の登場、1968年、といったところか…。ウラアオゾラブンコの年表とか、とても面白い。

ご心配どうも

暑いからけじめなくだらだら書いてしまっているだけなんだが…。理性に支配されているかな? 観察に法則性を感じてそれが実在すると叫びだしたらヘーゲリアン?なんだろうけど(これこそまさに理性主義だ)、とくになにかを実在するって主張してはいないはず…

メーリングリストは公の場ではない

と思うんだがどうだろう。だって内通者がいたから検証blogであつかえたわけでしょう? 内通者がいて、その情報も興味深かったので公開する(検証blogに載せる)。内通者は保護のため身分を秘匿する。これだけ言っとけば良かったんじゃないかしら。と学会は社…

秘密と公然

安岡氏が「不特定多数」ではなくて「不特定」あるいは「多数」だというので調べてみた。 http://ja.wikipedia.org/wiki/名誉毀損罪#.E5.85.AC.E7.84.B6 http://ja.wikipedia.org/wiki/侮辱罪 これは難しい。ようするに守秘義務を確認しあった者同士以外の会…

民主主義を支えるドグマ

なぜこんな弁証法みたいなものが生き残ってるのかそういえば分からんね http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1246491353/749 民主主義をささえるドグマだからなのではないか。宗教の権力をささえるのは神の力だし、王権もまた最終的には根拠を神にもっ…

黒古一夫『作家はこのようにして生まれ、大きくなった』の文献一覧表

参考文献 一、大江健三郎の全著作 一、『大江健三郎文学事典』(篠原茂 九八年九月 森田出版) 一、『大江健三郎・再発見』(大江健三郎・すばる出版部編 〇一年七月 集英社) 一、『大江健三郎《奇妙な仕事》以前の既発表全作品』(大澤剛志 九八年六月 江…

これおれ

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1249613334/518 やっぱり頭のmって消えちゃうね…。

これらおれ

518、527、541、566、574、577、585、587、591、593、595、600、603ニセモノ→601、628、688(以降全部ニセモノ) わかりやすい区別の仕方があるんだが、教えない…。

平岡正明はなにから読めばいい?

まったく読んだことがないのならまず『ザ・グレーテスト・ヒッツ…』を。おっと編者が四方田犬彦だ(わざとらしい)。私も一冊も読んだことがない。『山口百恵は菩薩である』くらいは手にとって、こういうのが話題になった時代もあったんだなあと逝きし世を偲…

志賀を弁護

金持の所謂旦那と云う男が緒方との関係をよく知りながら、その儘で蕗子母子(おやこ)によくしている。それを旦那に使われている或る男が余りにひどいではないかと云うので、強面(こわもて)に意見をすると、女は怒って、その春に旦那に作って貰った晴着を…

漢字の簡略化

こうも暑いとググる気すら起らない。字というのは絵の一種だから、そのもの自体は静的というか非歴史的ではある。草冠は艸を簡略化して四画に、さらに簡略化して三画になった。私は三画の草冠しかしらない世代だから、自分で勉強しなけりゃわからない。勉強…

映画版『童貞放浪記』

原作では萌が留学することをわりとあっさり処理しているのに、映画のほうではけっこう重要なフックにしている。これがなければ映画にならなかったろうな。淳が女の肌をもとめて彷徨する夜の街は、設定上は大阪なのにロケ地は新宿? この、大阪と東京を行き来…

自殺について

「死ぬ? 死ぬ死ぬという奴にかぎって死んだためしがねえ」って談志も六尺棒で言ってた。「自殺〜? やめましょうよ〜」としか言えないな…。いじめられたら自殺するより復讐しろがモットーの小谷野さんが自殺に冷淡なのは当然だ…。

呉さん

栗原氏とはいちいち合わないな(ついったー見た)。春樹は、ギャルゲー以前にRPGだって斎藤美奈子が喝破?してたし。呉智英の平岡太田追悼文?読んだけど、これ、どうなんだろう? アレって何? 気違い沙汰ってはっきり書けばいいのに。なんだか他の人はまと…

小説読むこと=民主化が目に入らないふり

戦後の文学には基本的には関心がない。戦後面白いのはゴシップで、プライバシー観念がすすんでそれも無理になってきた。いつも面白いのは考証しかないんだろうな。哲学も困るし、科学はもう素人には追いつけない。小説が描写するしかやれることがなくなった…

ハタメイコに同情する/大学論

しんのすけさんからメールをもらって読んだ。とはいえ、ぶしつけなようだが、想像の範疇をこえるようなことは書いてなかった。週刊新潮はでてすぐに読んだおぼえがある。YMのコメントで、なにがあったかは男なら「だいたいわかる」のである。しかしおれはハ…

リンクしておきながら読んでなかった雨情の詩

長柄の橋ここは大阪の どこの町 ここは長柄(ながら)の 町つづき長柄の橋は 人柱 雉子雑子 啼くな 雉子啼くな雉子も啼かずば 打たれまい この児も泣かずば 遣(やら)れまいおー おー 恐い おー恐い 雑子雉子 啼くな 雉子啼くな http://www.aozora.gr.jp/ca…

『里見とん伝 「馬鹿正直」の人生』

小谷野さんの中公「作家評伝「人生」シリーズ」。ぽちぽち読みはじめる(谷崎伝は買っておいて積ん読中)。私小説ならぬ私評伝ということか。「耄耋図」(341ページ)って「美人作家は二度死ぬ」みたいだな。328ページの有島生馬への批判が自分の憤懣をぶち…

国と國

そういえば掴むって、読めたけど、きっと書けないぞ、おれ…。なんで國を国にしちゃったんだろうね。或(ヰキ・ワク)を囲ってるんだから、國のほうがわかりやすいだろうに。國粹主義なんて立派な思想のように見えてくる。意味をちゃんと考えながらおぼえれば…

外国語表記(ヴとブ 2)

『里見弴伝』にキャフェは下層の発音とある。デビューもdebut(アクセントがつく)で、デビュとデビューのあいだくらいの発音なんだろう(うわーすごい頭の悪いブログになってきた)。なぜデヴューなのか、そう聴こえただけなのか?フランス人の「ウゥ」の音…

『1968年』

学生運動の質が変わって、学生が私服でデモなどするようになった。暴力をつかわない運動が、60年安保のときにうまくいかなかったので、暴力にはしるしかなくなってしまった。ナルシシズムを核に運動の動機を設定してしまったため、マイノリティからの糾弾…

ヴとブ

reviewはレヴューともレビューとも表記していい、つまり、vの音はbで代用してもいい、という頭があるんですけど如何? 私が低い知的階層にいるってだけ?大江健三郎とか、若い頃から「テレヴィ」だったりする。ずーっと、低学歴・大衆層から「ふーん」と思わ…

くさぎる と うえる(「芸」でもいい?)

漢和辞典をみて驚いたのだが、なんで昔の人?は「草をきる」という「芸」の字と「木を植える」という「藝」の字を一緒にしちゃったんだろう。いや、違うのか? この辞書によると「芸(草冠の中央がつながっている)」は「藝(草冠が切れてる)」の略字で、「…

『山県有朋』

明治政府成立期の政治の様子と、議会政治成立期の様子を知りたくて買ってみた。山「懸」有朋でないから、ずいぶん頼りない気がするが、字は取り決めの問題でしかないから…。愚直な権力者の生涯 山県有朋 (文春新書)作者: 伊藤之雄出版社/メーカー: 文藝春秋…

『ダーティーハリー2』

無印ではキャラハンはアウトローだったが、2では体制派になってしまったと誰かがいっていたが、違うとおもう。さくっとハイジャックを退治したり、脈絡なくモテたりするのは007あたりに影響をうけたのか。死体みた若い相棒が食事も喉を通らなくなるのと、警…

朝方の住人氏へ(「天皇の煙草」をめぐって)

「厭味」として他人に論理的二律背反を迫る作品としては駄目駄目になってしまう (オラオラ良識派的嫌煙主義者なら、天皇制に反対して改憲してみろよ…というのは あまりに特殊なロジックで、多くの人をポカンとさせるだけですよ) http://love6.2ch.net/test…

小谷野小説のリクエスト

ノベルスで暴力小説を書くというのはどうでしょう。院生が教授を殺すのは事件がおこったから当分無理だけど、しいたげられた書店員が上司をリンチするとか…。「天皇と煙草」で暴力にふみこんだから、わりと書けるのではないですか。新堂冬樹や戸梶圭太をぱら…

一般人にとっての宗教

思想としての宗教にしか興味がなかったから、一般人が宗教にいかがわしい思いをいだくことをすっかり忘れていた。法と道徳を超越性でひとつに束ねている、いたから宗教は強かったということなのだろうか。祟りとか奇跡とか天罰とか、怖いもんな(言う人が)。

女体のおもみ

性交中に体位を変えたりするときいやでも相手の重さを知るわけだが、そういうことは性愛小説にあまり書かれない。艶消しだと思われているのだろうか。