2010-06-02から1日間の記事一覧
『全身小説家』を見た勢いで図書館で借りてみたが、面白い。回想シーンでは会話から鍵括弧を外すのが面白い。5月中はずっとおのれを空しくして村上春樹ばかり読んでいたが、やはりこういうほうが読んでいてほっとする。この小説のせいで、面白かったのは60年…
シネパトスで。赤かったけど、ピントが合っていて快感。フィルムセンターはスクリーンが大きすぎる。ギドラが破壊する市街のセットは旧作からのバンクフィルムの流用なので、そこだけ豪華なのが可笑しい。1970年代の予算削減シリーズは、独特の哀感があって…
ふるいクルマばかりでてくる。だからうっかり間違えそうになるけど、これは現代のお話。こういう映画に、分析はいらないな。ただ、日比谷のお客は、些細なくすぐりでいちいち笑う、うっとおしい客だった。おお、これもまたチームについてのお話だったな。家…
白けて眺める私と、表現の巧みさに引き込まれる私、両方がいた。チームということを思う。小は家族から(きのうの『アヒルの子』など)、大は国家まで。いいトシなのに必死こいて走る潜伏イラク軍の将軍。それをフォローする将軍のシンパ兵たち。チームの素…
ブックオフに『人間みな病気』があったのでつい懐かしくて買って、色川武大の「したいことはできなくて」を再読したら、なんだか高校の頃とは正反対の読後感があった。べつに怖くない。昭和30年代の話だし、今とは状況がいろいろ違うことを考慮にいれても、…
約束が履行されないとやめるという流れをかれはつくった。ふふふ、民主主義(混乱)が加速するぞ。
ググるとけっこうヒットするから、あるとおもってる人がけっこういるんでしょうね。【追記】誣告を侮蔑の高級表現だと勘違いしている人がわりといるのであろうという話。 http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100601
そういえば懐中電灯ってあんまりフトコロにはいれないなあ。
『日本の夜と霧』と間違えて借りてしまった。でも、見ておいてよかった。主人公に年上の愛人がいるあたり、ちょっと『卒業』を連想する。大島自身は、川津祐介の主人公と渡辺文雄の町医者の中間の世代(28歳)から状況を眺めている。堕胎って殺人だから、若…
筒井康隆の「仕事」大研究 (洋泉社MOOK)出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2010/05/31メディア: ムック購入: 7人 クリック: 158回この商品を含むブログ (10件) を見る中島梓が純文学批判を筒井康隆にもとめて筒井はそれに応じられないとしたエピソードを小谷野…