2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『三大怪獣 地球最大の決戦』

昭和39年公開(ウルトラQの2年前)。怪獣映画の怪獣プロレス番組化の走りの作。というわけだが、まだちゃんとしたドラマもある。刑事と王女のほのかな交流が印象に残る。悪漢が逃走するホテルの窓には出入り口があったのに、わざわざ窓を割って逃げたの…

『大怪獣バラン』

昭和33年公開(ウルトラQより5年以上前)。モノクロ。シネスコ。というわけで、いろいろな意味で端境期の作品という気がする。ミリタリズムの描写が興味深い。実写と組み合わせていて、けっこう濃密なのだ。

『美女と液体人間』

当時これを見に行った小学生は、ませガキだったろう。殺害されたやくざの苦悶の表情がリアルだったり、いろいろ子ども向きでない描写がある。内容盛りだくさんの脚本は勉強になる。カーチェイスまであるのだ。日本の特撮の50年代から60年代への移行のニ…

『攻殻機動隊2.0』

旧版よりずいぶんテンポが速くなったような…

現実が変わっていくから、脳も変わり、私の心も変わっていく

高校時代のノートを実家からもってきて懐かしく振り返っているわけである。写真も整理していて、ようするにタイムスリップ感覚を味わっている、というわけだ。実家にしまいこんでいた過去が、現実のものとして私の目の前に復帰し、私の心も過去に帰っている…

山下耕作監督『泣いて笑って涙して ポコァポコ』

小児麻痺をわずらって車椅子で生活している女性が、アルミ缶を換金して車椅子を購入して福祉施設に寄付することを生きがいとして見つけるという物語。阿佐ヶ谷でみそびれたのだが、図書館にビデオがあったので見てみた。こういうのに弱いので涙ぐんでみたわ…

池田信夫先生の議論

正社員が保護されすぎなんだという観察には賛成するけど、既得権益をにぎっている層からそれをふんだくるには、では実際になにをしたらいいのかというのが想像もつかない。要するに戦後の財閥解体のようなことをしなくてはならないのだから。とりあえずは法…

『宇宙人東京に現わる』

テレビ黎明期の特撮映画、というわけで、つまりテレビ的演出などなかった、もっといえばテレビなんて映画は歯牙にもかけなかったころの(というのは言いすぎかな。昭和31年公開)作品。寄りの絵が欲しいなというところでも(たとえばエンディングの集合シー…

脊椎動物の腕と足

とくに腕は胴体(胸郭)から完全に浮いてるんだねえ…。肩甲骨と鎖骨を用意して、それを胸郭にかぶせて、腕は肩甲骨と鎖骨の接合部に引っかけているのだ。腕と足は、動物にとって本質的なものではない。などというと、乱歩の芋虫を思い出してしまうが…。

政治という宗教、日本という一体感

政教分離に関する議論は、ちっとも深まらないままであるhttp://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20090107 欧米と違って、政治が方法であるという意識が薄いからじゃないんでしょうかね。偽メール元議員の自殺だって、背教者が自殺したんだと解釈すると、すんなり…

なぜ「あなたはあまり考えてない」と言われると、日本人は怒るのか

図星を指されると怒る、というのも、わかるようでわからない。考えなくても日常生活に障らないでいられたのだから、怒るよりもむしろ喜ぶべきではないのだろうか。

旧懐の情止みがたし

親孝行したいときには親はなしさりとて墓に布団は着せられず。なんでこういうことをそらですらすら書けるかというと子供のころサザエさんを読んでいたからなのだが。幼少期をすごした土地を再訪したりしていたのだが、茫然。私はこんな狭い土地を(と表現す…

猫猫先生…

原因不明の自殺というのは、しばしば精神障害、すなわち統合失調症の疑いが濃く http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20090105 先生なんだか差別的な話をはじめたのかなと思ったが、ふと思いたって調べてみると、日本の統合失調症の患者はだいたい73万人な…

背景にあるものを手前の人物は目にすることができないはずなのに…

『ピンクカット 太く愛して深く愛して』を見た。ヴェーラにて。あわや就職浪人という危機に直面した大学卒業間近の伊藤克信が、夜中の公園で就職祈願として気合をいれる*1。応援団だったのだろうか、それとも後段の、伊藤が意外と喧嘩が強かったことへの伏線…

『エミリー・ローズ』、スコット・デリクソンが考える「映画が静止する日」

『地球が静止する日』がちょっと面白かったので、同監督の前作であるこれを見た。『エクソシスト』を見てびっくりした一般人も三十年を経て、SFXですら今は昔、すっかりすれっからしになって、CGをつかって大量生産されるホラーを飽きずに?見ている現…

『私は貝になりたい』

中居正広けっこう役にはまってる。思ってたほど悪くなかった。『恋空』につづいてエンディングにミスチルが流れるTBSの映画であった。

『ウォーリー』

細かすぎるけど、まあ面白い。

写真の整理

実家からむかしの写真をひきとって整理しているのだが、いろいろ新発見が…。