2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

合理性への(幼稚な)疑問

ルパンのマモーが合理性の権化のような気がする。考えすぎてクローンをつくってしまいには脳だけになって。合理的人間の行き着く先はけっきょくこういうものでしかないだろうなと。はじめて『複製人間』を見た小学生の頃から思っているのだ。

天皇制的なもの

うっかり使ってしまいましたが、天皇制的なものとはつまり世襲なのだということになるでしょうか。アメリカは表向きは世襲を認めないようでそのじつけっこうこっそりやっているらしいし、世襲は全人類的傾向なのか。永遠の安心ということを神にたよらなけれ…

一般人はマナーと法を区別できない

一般人は平等は大切とおもっていながら天皇を疑わない。やはり法のセンスが鈍いからでしょうか。私もそんなに自信がない。自分だけは別という感覚が、匿名で有名人を面罵する「権利」を所持できると錯覚させる。権利は法に基づかなければダメだろうに。一度…

「天皇の煙草」をめぐって

「天皇制」と「嫌煙」との二者択一を迫る厭味小説ってのが すでにして、両者をファシズムでくくる先生の中でしか通用しない ヒステリー的代物ですからねぇ http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1246491353/542 二者択一かなあ。とはいえ個人の中でしか…

フォニイでないもの

では、江藤はフォニイでないものをもとめて、血筋を自慢するようになったのだと、こういうことも言えませんか。小谷野さんが反対側の方向から天皇制的なものに引き寄せられている気がしますけれども。(それを悪いとか言いたいのではなく、たんに外側からの…

社会というものと、つっこみ

これも一般書籍板の住人氏への返答です。いじるとか、つっこみをいれるというのは、ごくふつうに人間やってたらその欲求を感じる文化なのだから、批判者が誰なのか個人なのかすらわからない2ちゃんねるよりも、せめてブログをたちあげて相互に批判しあった…

テキストとサブテキスト

筒井康隆の『着想の技術』を読まずに『虚人たち』や『虚航船団』を読むのは難儀だと思う。一方『唯野教授のサブテキスト』は、タイトルに反して『唯野教授』を読み解くのに必須ではない。しかし、まっさらな気持ちで本に向かえば、じつは超虚構文学も難しく…

こむら返り、その他

一般書籍板住人氏へのお答えです。こむら返りを必死に耐えるの記は、もちろん事実もあるんでしょうけど、小林信彦お得意の不幸のみせびらかし文だとおもったので笑って読んでたんですけど。もちろん似ているというだけの話なので小谷野さんが小林信彦を読み…

「天皇の煙草」

なんとなく「ビデオドローム」を連想した。賛成してくれる人はわりといるだろうと思うが…。

「mailinglistの日記」

ハンドルネームらしくないハンドルネームは? と自問して瞬時に出たのが、これ。m... l...氏という略され方ははじめてです。他人の目を気にせず書きたいこと書いてたけど、ちょっと恥ずかしいものを削除中…。

やさぐれる、そのほか

一般書籍板の住人氏からレスをもらった。私はやさぐれるという言葉をつかわないが、小谷野さんもつかっていたことだし、調べてみた。なげやりになる、ということだが、それほど小谷野さんがなげやりだとはおもえない。昨日あたりから小谷野さんのブログもア…

私の場合は…

中高生の時期に趣味として筒井康隆や島田雅彦や村上龍を楽しんだが、いろんな作家のものを読んでみるという風にはならなかった。いまも島尾敏雄を読んでいるが、これは勉強のつもりで読んでる。

二種類の読者

小谷野さんが、時代小説を飽きずに読む読者大衆に呆れている。読者に二種類あって、自分の幻想をかなえてくれる物語を書く作家の贔屓になる読者と、勉強と思ってその作家の断簡零墨まで追い求める読者とあるのではないか。橋本治は、学生の頃三島の全集を買…

「純文学の祭り」

美人作家は二度死ぬ作者: 小谷野敦出版社/メーカー: 論創社発売日: 2009/01/01メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 128回この商品を含むブログ (15件) を見る村上龍(編中仮名)が文壇の長老になっていて、ネットやオタク文化が発展したために純文学はとう…

懐かしい

作者十年近く前に亡くなっていたとは知らなんだ。十八年ぶりに見たことになるのか。印象鮮烈に残っていた…。こういうスタイル、源流は誰なのかな。

女性誘因説

http://d.hatena.ne.jp/mailinglist/20090711/p4 まえに「リダイヤルの不思議」として触れた小谷野発言の意図が、新しい投稿でわかった。 http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20090728 なるほど、要するに女性誘因説を言いたいわけですか。

読んでないけど、本屋で見かけて、ちょっと吹いた

理性はどうしたって綱渡りです作者: ロバートフォグリン,Robert Fogelin,野矢茂樹,村上祐子,塩谷賢出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2005/08/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (22件) を見る我が意を得たり、だね。

いっぺん訴えなきゃダメ

唐沢検証ブログ。伊藤側にシンパシーを感じる人が憤慨するのは当然なんだが、訴えないでやいのやいの言っても仕方ない。本当は盗用された人が訴えないのだって私は「優しいんだな」と思っていた。状況を進めるのは、自分たちのためでも、彼らのためでもある。

「売女」?

m…l…氏がこのスレを見ていることがわかったので、なぜかここで (いやホント、ぶっきら棒かつ明後日の方向の先生のコメさえも糧にして 誠実に思考しようとしているのには敬服してるんですよ) ですから先生においては、女性(他者?)というのは 1)自分…

「天皇の煙草」

身近に天皇崇拝する人いないからなあ。あるいはこんなものなのかもしれない。長谷川三千代の本も異様な感じがしたけれど、あれが普通って家庭も(だから確実に一軒は)存在するわけだし。 429 :無名草子さん:2009/07/26(日) 23:24:35 佐伯さんは比較でもア…

華麗なるキャッツビー

コインランドリーにあった『女性自身』に載ってた。こういうの好き。

ただのり

里見〓(とん)伝―「馬鹿正直」の人生作者: 小谷野敦出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (22件) を見る鉄道の重役の息子である山内英夫(里見)が、友人と旅行する際に友人の切符も兄…

木村荘太「牽引」

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20090723 花袋のような滑稽味がない直球の恋愛小説。おもわず感動した。キリスト教倫理に恋愛が結びついているので異様な感じも否めない。このとき木村や辻は三十前で、伊藤野枝にいたっては十七か八なのだ…。この世代は…

わかったことをまとめる:メンヘラー

周囲からの情意の供給を絶った自我の状態 幸福の指標をつかさどるのは、自我であり、合理性であり、意識である。幸福の二つのパターン、社会の一部であるという感覚、自己と他者が溶融している自己と社会が合一している感覚。自意識の模様としての歴史や社会…

わかっていることをおさらい:経済

日本の資本主義は百数十年。しかし産業は江戸時代(あるいはもっと前)からそれなりに充実。帝国主義で近代国家が相互に角逐していた時期から、二極体制が四十年ほどつづき、共産主義陣営が崩壊してグローバリズムがすすんだ。いまの国家は同じ方向を向いて…

新憲法草案

新日本国憲法 前文:国家は必要悪であることを強調する。必要悪であるからこそ権力への監視が欠かせないこと、監視する者をも監視しなければならないこと。 第一章「言語と現実の乖離」 人間の歴史は合理性(言語)と不合理(実存)との葛藤である。ゆえにこ…

私小説

『トリアングル』を立ち読みしかけて、やめた。必然性がわかないのに読んだってしょうがない。『石に泳ぐ魚』はすぐ読んだが、あれはモデルが怒るのも当然だし、しかし出版差し止めもまた重すぎる。改訂版の出版として落着した現実は、穏当にして適切だった…

立ち読み

未曾有の経済危機 克服の処方箋―国、企業、個人がなすべきこと作者: 野口悠紀雄出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2009/04/17メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (11件) を見る立ち読みなのでメモなし。印象から、、、 経…

『恐怖分子』

恐怖分子~アジアン・ハーツ・フィルム・コレクション【字幕版】 [VHS]出版社/メーカー: バップ発売日: 1997/10/01メディア: VHSこの商品を含むブログ (4件) を見るどこらへんから×に入ったのかわからなかった。ちょっと難しいなあ。マーケットプレイス価格:…

孤独から連帯へ

せっかく柳美里を読んだのだから、雨宮処凛も読んでおこう。「生きづらさ」について (光文社新書)作者: 萱野稔人,雨宮処凛出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/07/17メディア: 新書購入: 15人 クリック: 96回この商品を含むブログ (60件) を見る『生き地獄…