2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧
わかるところだけ読んだ。以下メモ。金融工学、こんなに面白い (文春新書)作者: 野口悠紀雄出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/09/20メディア: 新書購入: 7人 クリック: 65回この商品を含むブログ (28件) を見る株価予測できない 効率的市場という考え方…
死の棘 (新潮文庫)作者: 島尾敏雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1981/01/27メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 82回この商品を含むブログ (128件) を見る世間の評価のものものしさと、実際の文章の白さ(ひらがなが多い)とのギャップにとまどう。夫婦間の…
石に泳ぐ魚 (新潮文庫)作者: 柳美里出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/09メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (21件) を見る秀香ははじめ、里花にたいして他の人がするのと同じように、距離を置く。秀香のアイデンティティのかずかずが読者…
私小説のすすめ (平凡社新書)作者: 小谷野敦出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/07/01メディア: 新書購入: 8人 クリック: 112回この商品を含むブログ (26件) を見る童貞放浪記 (幻冬舎文庫)作者: 小谷野敦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2009/06/01メディ…
哲学の歴史〈第3巻〉神との対話―中世 信仰と知の調和作者: 中川純男出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/01/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (19件) を見るデカルト以前のことをおおまかに知りたかったので借りてみ…
そういえば、ヨーロッパがはじまったこと自体、4世紀からの話だ。十字軍を送れるようになって、はじめてローマ帝国に追いついた気でいたのだろう。
わが闘争 (まんがで読破)作者: ヒトラー出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2008/10/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 41回この商品を含むブログ (26件) を見る面白い。ヒトラーの前半生とミュンヘン一揆にしぼった構成は思い切りがいい。
小池漫画の主人公が「キャラ」だとすると、手塚マンガの主人公は「人格」というところか。『ばるぼら』の主人公の作家などは、小池漫画の主人公みたいな蘊蓄言いだけれど、「キャラ立ち」している感じはしない。 異端としての手塚という切り口は、わりと平凡…
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20090715 知らないことばかりなので、いろいろ調べる。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000286/files/1758_6512.html 青い眼の人形(初出大正13年6月) ページ内検索で「赤い靴」を検索されたし。 http://ja.wikipedia.or…
だが遠慮なく言いましょう。私は多分に運が良かったと思っています。若いうちからたまたま踏み入る機会に恵まれたある種の道が、私を考察と格率とへ導いてくれて、そこから私は一つのを作りあげたわけで、この方法によってどうやら自分の知識をだんだんにふ…
「考える故に我あり」の有名さに隠れがちだが、「世間という名の本」というのもけっこうやばい思想である。参加してこそ、世間なのに…。連続殺人者は、サドやルソー以前に、デカルトの末裔でもあったのではないか。社会が対象であるという感覚は、デカルトか…
ひさしぶりにバスに乗っていたら、女子短大生が「ふいんき」を連発していて、ちょっと驚いた。言いやすいのかなあ。私はもともと雰囲気という言葉は口語では使わない。「かんじ(感じ)」で済ましてしまう。
たしかに、わりと最近出た言い回しかもしれない。普通に「偉そう」「偉そうな態度」と言えばいいのに、そうしない。たぶん「偉そう」というと、発話者の解釈が入ってしまうからではないだろうか(偉そうと指摘することが偉そう)。「上」は方向や位相であっ…
直近のところで、私はしんのすけ氏と言葉を交わしたけれど、しかしまあ、私は勝間和代についてはなにも知らない。書店に行ってれば、広告がたっているから「何だろうこの人は」とは普通に思う。ああ、最近売り出した経済系の有名人なんだな、と。そういう意…
サイゾー 2009年 07月号 [雑誌]出版社/メーカー: サイゾー発売日: 2009/06/18メディア: 雑誌 クリック: 35回この商品を含むブログ (18件) を見るアニメのキャラにバカにされないために雑誌を読むのか…。しかし、それの何が悪いという考え方もあるだろうな。…
前半の編集はのちの『オール・ザット・ジャズ』を彷彿とさせて面白いが、長くて退屈してくる(三角関係のまま旅行に出るのは『日はまた昇る』?)。『時計仕掛けのオレンジ』と同時代の産物だという印象。ナチの扱いは『ブリキの太鼓』のほうが面白い。ライ…
これが初体験。中島梓や「やおい」についての興味の一環として読んでみた。描線がくっきりしていて清潔感を感じる。1980年代の女子中高生でも違和感なく親しめた絵柄だったのではないか。男が少女マンガをよむことはさんざん言われたし、読み手も発言してい…
(くだらないので本文削除。あれ、私は×××××さんのいたずらだと思ったんだが。はてなスターいっぱいつけてたし)
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20090710 犯人の正体が長女の同級生だった時点で、犯人によるストーカー被害について知らない第三者でも「偶然押し入って長女の母らをそれと知らずに殺した」か「娘に執着のあまり家人に手をかけたか」のどちらかしかない…
しんのすけさん、なんでそんなに勝間和代とか強姦被害者A子とか松尾健治とかに興味津々なんですか? いや、なんか、「二度とメディアに出てくるな 下衆野郎」とか、強烈だなあと思って。カトリックを憎悪する新教徒みたい。だって、こういう人たちは、いつの…
だから封建時代はいいと主張したいのではなく、抑圧の形態が違うというだけだろう?小谷野さんは法の下の平等にこだわっているけれど、こだわるほどに平等とは関係ない現実と理念との乖離に苦しむことになりませんか? かつて教会の教えと現実との乖離に人々…
民主主義とは何なのか (文春新書)作者: 長谷川三千子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/09/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 49回この商品を含むブログ (15件) を見る第一章、第四章、結語を読んだ。民主主義すなわち悪と著者は主張したいようだが…
http://b.hatena.ne.jp/hmmm/猫猫先生/?of=100 からいろいろたどって http://d.hatena.ne.jp/macska/20071219/p1 を読んだ。なぜ匿名がよろしくないかといえば、反論を公表しても当の匿名氏に意見が届いたかどうか心もとないから、でしかないのではないだろ…
『民主主義とは何なのか』を読んでいて思ったのは、明治政府は江戸時代の反動からか公開処刑をしなくなったのだった、ということ。フランス革命といえば、ギロチンだ。斬った首を観衆にむけてほこらかに掲げたらしい。死刑というのは公のこととして行うわけ…
『民主主義とは何なのか』の「もう一つのインチキ――革命のプロパガンダとしての人権」(198ページ)が気になったので、ロックの『統治論』(中公の世界の名著だとこのタイトル)を借りてきたのだが、長谷川三千子がなにをもって「インチキ」と呼ぶのかわから…
ロックの『統治論』は、恐ろしくも面白い。「第三章 戦争の状態について」203ページ(中公世界の名著版)の「このようにして」の段落とか、205ページの「この戦争の状態」の段落とか。なぜ自分自身が他人との戦争状態にあって自己の良心の裁判官となりうるか…
宮崎駿は身分制を認めたくないから、ふつうに物語をやろうとすると、無理してすこし虚ろになってしまう。カリ城でのルパンと食堂の娘のやりとりとか、ナウシカでのナウシカと老人たちのやりとりとか、見ていて気恥ずかしい。庵野秀明は身分制について関心が…
劇画のイメージも世代によって違う。劇画が古くさく思われはじめた1980年代に、作家たちはいろいろ工夫している。1970年代までの劇画はおおく映画のイミテーション、よくできた模倣だった。『北斗の拳』など、小島剛夕と比較すると、相当アニメっぽい。
たしかに歌いづらい。スポーツの試合会場でのセレモニーとかになると話は別だけれど。学校の式典での君が代斉唱というのは独特の雰囲気がある。学校での君が代が変でないようにする方法はある。アメリカ人を連れてきて、アメリカ国歌を歌わせたり、イギリス…
天才だったけどよるべない放浪者でもあったチャップリンの悲しさを捉えていて良作だ。チャーリー [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2004/11/25メディア: DVD クリック: 2回この商品を含むブログ (12件) を見る