2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『ダークナイト』がポニョに負けて、ポケモンに勝った。2位。

http://movies.yahoo.co.jp/roadshow/ranking/意外だなあ。5位以内だったら大健闘だろうと思っていたのに。2週以降どうなるか…。

怪人図鑑としてのインターネット

無償奉仕っつうのは、理由なき犯罪と、実は、同じようなものだからな…。私も、mailinglistという名の(わりに無害な)怪人なのかも…。

ヒース・レジャーのジョーカーは理屈を言うから、あんまし魅力的ではないんだよなあ…。

理屈を言うからリアルだというのも、2008年の感性なのだろうが…。↓こっちのジョーカーの方が狂っていて、おもろいと思うんだけどね。しかしそれは1976年にうまれて、先にバートン版のニコルソン・ジョーカーを知ってしまったもののワガママでもある…

なんにでも「わかるわかる」と言うことの功罪

連続殺人犯にファンがつくなんて事態は、この60年代版バットマンの後の出来事なのだ。そのことを考えると、60年代版バットマンのポップさの意味は、重い…。たしかに犯罪学が発展して、「一般」人にもその知識がもたらされることはよいことだった。しかし…

「ガブリエル」・タルド

なんでJean‐Gabriel de Tardeがガブリエル・タルドなんだ。ポール・サルトルとはいわないだろうに。

本能

本能という言葉は、これもやはり必要悪で、使わずにすめばそのほうがいい。たとえば泌尿器から排尿するのは、ヒトの本能だろうが、尿路結石かなにかで排尿にたえがたい苦しみを伴えば、その人は、本能が壊れているのか? まさか、であろう。本能が阻害されて…

性教育

だから性教育というのも、結局はいわゆる性教育だけでは不十分なわけで、医学教育につながらざるを得ないし、道徳教育とか、いかにいままでの社会が迷信や欺瞞にみちていたかという解説をも必要とするし、じゃあなんで大人は子どもにたいしてえらそうな顔を…

セーガンの妊娠中絶議論

『百億の星と千億の生命』において、カール・セーガンは、レイプによる妊娠中絶の「正しさ」にも疑問を呈しているのが面白い。生命権が受胎の状況に依存する理由があるのか、というわけで、たしかにそうだねえ…、と思うのだ。人格というのはあきらかに獲得形…

模倣の法則

模倣の法則作者: ガブリエルタルド,Jean‐Gabriel Tarde,池田祥英,村澤真保呂出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/09メディア: 単行本 クリック: 30回この商品を含むブログ (27件) を見る 無用の犯罪というのは模倣の欲求なわけである。http://d.haten…

『スパイダーマン3』

よくできていると思うが、もう先が見えないというか、息苦しい(ピーター・パーカー、就職どうなったんだ?)。あんなにモブシーンがでてくるのに、ちっともニューヨークの顔がみえない。できあがった大人(編集長と署長)と、蹉跌する若者たち(それを慰め…

ストリートビューの撮影車?

ウチの前のストリートビューを見てみたら、ミラーに映りこんでいた。これ、プリウス? エコに気をつかってますってか…。

あははは!

技術そのものが悪いわけではありませんが、無邪気に公開する前に、もう少し考えるべきだったのではないでしょうか。 そして、この問題の気持ち悪さは、不特定多数に情報が知れることではありません。 他人が面白半分に見つけ出したこうしたサイトの情報で、…

『28週後…』

なんで死体処理も終わっていない都市に、大量の人間を戻してしまったのかがわからん。撮影と演出はなかなか。逃避行と空爆というネタが『クローバーフィールド』とかぶっている。後半『REC』を思わせる描写もあったし、盛りこんできていて好印象。 泣かせよ…

ストリートビューで、10年ぶりに生地を訪問してみた

商店街が看板おろしてシャッターしめて、閑散としてるよ。平成ももう20年…。

地球温暖化対策としての民主主義

カール・セーガン『百億の星と千億の生命』(ずいぶんロマンチックな邦題だな…)を読んでいるのだが、やっぱり地球温暖化って本当にやべえんじゃねえか。いまさら低水準の生活にはようよう戻れないから、人類には人口減少の道しかのこされてないだろう。人口…

カオスに似て非なるパトス

『ダークナイト』2回目の鑑賞。 あれ、なんだか興奮しないぞ…。 おちついてふりかえったら、劇中の事件がすべて冒頭の銀行強盗から玉突きのように派生しているのだ。これだと、ジョーカーがなんだかとても計算高い人物のように見えてきて、これがほんとうに…

模倣の欲求と犯罪と文化

ジョーカーがバットマンに、紆余曲折の後に憧れを表明したように、無用の犯罪というのは模倣の欲求なわけである。ジョーカーは、なにしろはじめからトランプの絵札にみずからを模倣しているのだ。悪をこらしめるものに魅せられた自分は、悪を解放するものと…

幼女と中年男…

宮さん自身は男ばかり4人の中で育って、子供も2人とも男の子だから、実際に娘を思い案じるフジモトの気持ちを経験したことはないんだよね。だから、と言うべきか女の子への憧れはすごく強い。http://www.cinemacafe.net/news/cgi/interview/2008/07/4312/ あ…

白洲正子『両性具有の美』

筋骨隆々とした体格にゆたかな乳房をたたえて、その股間には女性器と男性器をともにそなえ…式の両性具有を、著者はそうそうに否定して、身体的に未熟な少年美や稚児について語る。著者が女性だからか、足穂や熊楠的な知識の羅列によって読者を辟易させないと…

子どもは論理的

たまたま立読みした『不思議の国のアリス』が理屈っぽくって面白かった。魔法によって体が大きくなりすぎて、足が目から見えないほど遠くに行ってしまったら、足に言うことをきかせるためには、これからはわざわざ手紙を送らなければならないのかしら、とい…

人は猿に近づく?

池田信夫先生が、テレビ業界が利益を囲い込もうとするのは、かつて映画業界がテレビ業界に対抗して五社協定を組んで自滅したのと同じ轍を踏むものだ、というようなことをいっていて、五社協定のウィキペディアの項目にリンクしているのだが、しかしその当該…

宮崎駿の泣ける話

NHKのポニョ宣番をみた。宮崎駿の母親が長く患っていた話とか初耳で、まああまり本人が言うことでもないし、へえと思っただけだが、ちょっと印象が変わった…。しかし最近のこういう番組は、過剰演出で辟易する。それでいて司会者が普通に喋れないんだよ。…

白洲正子とグローバル・スタンダード

国際化とか市場開放とか、グローバル・スタンダードに合わせなければいけないのは、おカネの世界だけでいいんじゃあないの。精神的な鎖国をすると、何か困ることがあると思う?(『対座』60ページ) 19歳の白洲正子には「生活の不安」という語彙がその辞…

どちらかというと先生のほうが偏っているのでは?

それが悪いとかではなしに、単に事実の問題として。というのは、川田の著作目録を眺めていて「源三位頼政 春秋社 1958 」という書名が見えたからで、源三位入道は先生のかつてのミクシーのHNだったことだし、まあこのウィキペディアの川田の項目じたい先生…

大局の話ではなかったのですか

低学歴・下層階級の連中が知っているということとは別の基準というのがあるだろうhttp://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20080731 ↑こういう返しがあることを見越して、 没年だって30年違うのに、川田が実業家だったからって、http://d.hatena.ne.jp/mailingl…

暴力による解決

池田信夫先生のいう「ノンワーキングリッチの解体」とか、言葉は美しいけれど、ではそれをどうやって実現するのかまったく想像もつかない。というか、日本国においては、国会で法律をつくって、平等法?的なそういうものを、企業におしつけるしかないんだけ…

参考までに…

吉田茂 の検索結果 約 337,000 件中 1 - 10 件目 (0.10 秒) 片山哲 の検索結果 約 93,000 件中 1 - 10 件目 (0.60 秒) 芦田均 の検索結果 約 23,200 件中 1 - 10 件目 (0.50 秒) 鳩山一郎 の検索結果 約 77,800 件中 1 - 10 件目 (0.30 秒) 石橋湛山 の検索…

新宿区立図書館所蔵の白洲正子本。平成期のみ。

アマゾンの書誌情報を整形するのが面倒なので、つかいなれた地元の図書館の情報を拝借しました。こんなにあるのね…。しかもべつに網羅しているのでなく(そんな義務は公共図書館にはない)てもこんだけ、という話なのだから。 1 名文で巡る京都国宝の寺 1;…

悪と模倣者

興奮がおちついてきたので気付いたのだが、『ダークナイト』は、『ファイトクラブ』からブラックユーモアを抜いてクソ真面目に濃縮したようなものなのかもしれない。ブルース・ウェインとジョーカーの二面性は、『ファイトクラブ』の語り手とタイラー・ダー…