2008-01-01から1年間の記事一覧

『プロ倫』への疑問

図書館から岩波文庫を借りて読んでるのだが…。そもそもピューリタニズムがキャピタリズムへ流れていくことが「逆説」にはおもえないのだ。企業家なんてふつうは吝嗇なものではないだろうか? 往時のホリエモンのような贅沢三昧は、ありゃ見せ金を派手につか…

ユーチューブへ音声ファイルを投稿したい場合

ウィンドウズだったら、ムービーメーカーが標準装備されているから、音声に黒味をのっけたまま動画ファイルにしてしまえばいいんですよ。(誰に説明してるんだ…)↓例。昭和57年、1982年の私の声。この時点で羽入氏はまだ東大に行かれてないのかなあ…。…

一次元の蟻

この比喩を誰が言いはじめたのかしらないが(例によって調べてないというだけの話)、これも方便と現実を混同した議論にすぎないと思うのだ。だいたい三次元空間だって方便でしかないのだ。現実空間とかぎりなく近いというだけの話だ。巨大な重力があれば空…

猫猫先生…

羽入氏は中沢新一を評価してるんですか? 折原氏が中沢新一を否定してヴェーバーを肯定するのは矛盾であると指摘しているだけでしょう? 折原氏の中沢読解が正しいかどうかは、『学問とは何か』113〜114ページでは問題になっていないのではないですか?

義憤にかられる必要があるのかなあ…

私は『プロ倫』をちょっと眺めただけでちゃんと読んだことない人間だけど、プロテスタントの倫理と資本主義者の精神には通じるところがあると説く本なのかと思っていた。もちろんそうではないとヴェーバーは説き、しかしその論証がインチキだったというのが…

さまざまな時間論

吉田健一的時間論は、要するに「私はいる。義務は煩わしいものである」と言っているだけのようにしか思えない。そもそも時間と関係あるのか、とすら私は思ってしまう。私は無時間論というか唯運動論というか、つまり吉田の感覚と真逆の意見を形成しつつある…

一次元ということ

線分に「T」と記号をふって、点を書き込み、時間のながれを表現する…というこの方法は、つまりは方便であって、時間そのものを表現しているわけではないのだ。二次元の紙に書いていることなのだから、端的に見直すことができる。見直せるものが時であろうは…

タケノコ生活の経済学

私くらいの収入しかない文科系の男女の多くは、ブックオフでいらない本を売って、べつの本を買うという生活をしているのだろうが、それって客観的にはどういう状況なのだろうか、ということに興味があるのである。題して、タケノコ生活の経済学、である。と…

運転における時間と空間

自転車でも自動車でも、人体(徒歩の場合)でもいいのだが、ようするに移動する、運転するというのは、自分の周囲という一定の空間に、異物が入り込んでこないように配慮する時間をもつということであるわけだ…。とすると、すぐ下品なほうへ想像をひろげるの…

「タイムマシン性」

自動車よりも飛行機の方がタイムマシン性、あるいはタイムマシン度が高い、ということはいえる(しかしその場合は人間(徒歩)が基準になっているというだけなのだともいえる)。そうすると今度は距離が問題になるわけで、飛行機よりは自動車の方が「手軽」…

『学問とは何か』

最初に第4章を読むほうが、著者の意図を理解しやすいのではないか。「削除」の節で、もう、唖然呆然である。ところで…http://www.amazon.co.jp/review/R2KZ03HP5FL0AQ/ref=cm_cr_pr_cmt?%5Fencoding=UTF8&ASIN=4623051064&nodeID=#wasThisHelpful猫猫先生頑…

時間論にたいする不満

――本当に時間は過去から未来に流れているのか。そんなのキリスト教だけの話じゃないか。そのキリスト教だって、最後の審判の「時」には、時間が止まるっていうじゃないか。――なんで明治になってからは一人の天皇に、一つの元号ということになってしまったの…

『学問とは何か』

学問とは何か―『マックス・ヴェーバーの犯罪』その後 (MINERVA人文・社会科学叢書)作者: 羽入辰郎出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2008/07/01メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (13件) を見る図書館から借りた。面白すぎる。全文…

なか卯ダイエット

要するに牛丼ミニにクーポンのうどんで一食を290円ですますわけである。なるべく1日2食にして、どうしても食べたいときは小うどん200円にクーポンのサラダをつける。クーポンを使わないのも業腹なのだ。金銭的にはべつに節約というほどのことではな…

節約という名のテロ

私が食費を抑えるのは、これは明白にテロであり、社会を攻撃する意図をもって行っているのだが、友人たちは私の意見を笑ってとりあわない。でも、ホントにそうなんだよ…。モノっていうのは交換してはじめて財になるわけで、私がやっていることは、他人の労働…

マイケル・クライトン亡くなってたのか…

さっきまで知らなかった…

時間感覚と「日常」

時間を、運動や行動が主観におよぼす作用であると仮に定義すると、日常というのは、過大でない諸々の作業をマルチタスクしている状態である、といえるのではないか。何事かに集中していない状態を日常と呼ぶのではないだろうか。と考えると、これは、「退屈…

日記が出てきた

中学から高校にかけてのもので、おそろしく自意識過剰なのはまあ「普通」だが(やはり私は唐沢俊一を笑えない…)、金の話ばかり書き付けてあるのが不思議である。親の金で生活していたのに…。公開できるところを選んで、後日アップしてみようか…。

タイムマシン

そういえば未読だったので読んでみた(角川文庫版)。人肉食いが大ネタとして扱われていて、まあ百年前の小説だし、そんなものかとおもって読んだ。次元の違いというのは、言われてみれば面白い。紙に描いたチューブの輪っかは、つまり、ボール(3次元)が…

タイムマシン

先週阿佐ヶ谷で『日本侠客伝昇り龍』をみて、昨日浅草で『暴れん坊森の石松』をみて、どちらにも鶴田浩二が出ていて、後者の方が前者より十歳若いので、べつに驚かなくてもいいのだが驚いてしまうのである。ウェルズが『タイムマシン』を映画黎明期に書いた…

ふーん。

先生はメールで「これだから片親の育ちはバカだ」などという人格攻撃をおこなうという状況でしたhttp://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20081128 ふーん…。……。被害者氏が自分の受けた傷を合理化している様子なのが残念だが…。

20世紀三国志

半藤一利編著「昭和史探索」を読みかけているのだが、20世紀前半の中国もまたある意味「三国志」だよなと思うのである。といっても私は三国志には疎いのだが…。大日本帝国の傀儡汪兆銘、蒋介石と毛沢東の反目、東北の軍閥張作霖の爆殺とそのあとがまに据え…

『レッドクリフ』

ティム・バートン版の「猿の惑星」を参考にしているらしきシーンがあった。中村獅童がかっこよかった。ジェット・リーとの「スピリット」もよかったし、日本の枠におさまらない俳優だ。

『ブラインドネス』

登場人物たちの背景がほぼ描かれないから、感情移入できないまま、話が展開して終わるのをみまもるしかない。『28週後』は『トゥモロー・ワールド』より面白かったが、『トゥモロー・ワールド』はこの作品よりさらに面白い。物語の場所は、架空の国という…

唐沢俊一はあわれか?

検証ブログ氏の「ガンダム論争検証編」は読みごたえがあった。というかところどころ読み飛ばしているので、あとで熟読を重ねたいと思うのだが…。しかしブログの著者と読者がうちそろって唐沢あわれなりとはやすのはいただけない。情報だけを羅列してくれたほ…

ジャスティン・セロー『トロピック・サンダー』

『マルホランド・ドライブ』と『インランド・エンパイア』で、カイル・マクラクランに相当する役回りを担当した俳優の脚本作。こういうこともできる人なのね…。まあベン・スティラーの介入が相当あったんだと思うが…(たぶんトム・クルーズのアホ踊りとかは…

「きちがい」解禁?

おとといのMXで「帰りマン」の再放送があって、かに座の宇宙人の霊?にとりつかれた霊媒の女の子を「きちがい」と呼ぶシーンがあって、びっくりした。声が消されてなかったのだ。べつにいいけど、私みたいに偽善的な時代に幼少期をすごした者には、これは…

マイケル・スレイド『暗黒大陸の悪霊』

暗黒大陸の悪霊 (文春文庫)作者: マイケル・スレイド,夏来健次出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/10/11メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (21件) を見る分厚くて難儀するけど面白い。多人種国家のやっかいさに注目して書かれていて勉強…

ほんとうに人間の本能は壊れているのか?

なんだかわからなくなってきたのである。人類は各地に同時発生的に出現したのではなく、アフリカで発祥したものが、各地へ旅して諸人種に分化した、ということになっている。黒人のコミューンに仲間割れが発生して、一部のグループが出て行って(それを残り…

「おじさん(『蓮と刀』)」を「演じる」

女の人をからかうのは悪いことではないと思うけれど、限度といううものがありますよねー。http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20081125 内田春菊にどやしつけてもらったほうがいい…。